自然素材のお家は、埃(ほこり)が溜まりにくいってほんと?

  • 家づくりコラム
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「掃除をしたばかりなのに、もう埃(ほこり)が溜まっている!?」
なんて経験をされた方は、多いのではないでしょうか。
このすぐに溜まる埃(ほこり)….実はお家に発生する「静電気」が大きく関係しているって知っていましたか?

静電気と埃(ほこり)。そしてそれが自然素材のお家にどう関係するのか?ひも解いていきます!

お家の仕上げ材にはどんなものがあるのか?

床材として多く使われる一般的なフローリングと言えば、複合フローリングです。
複合フローリングとは、基材が合板で出来ており、表面を樹脂等でコーティングしたもの。
それから、壁や天井の仕上げ材で多いのは、ビニールクロスですよね。
これらは大量生産されている工業製品で、低価格・色や種類が豊富・施工がしやすいなどの使いやすさが売りの規格化された建材で「新建材」と言われています。

↑複合フローリング

↑ビニールクロス

それに対し、無垢フローリングや漆喰等の塗り壁、紙クロス、コルクボード、自然石など。
化学物質の使用や特性を変えるような加工はせず、自然素材の本来の持ち味や性質をそのまま活かす「自然素材」があります。

↑無垢フローリング


↑塗り壁

「新建材」と「自然素材」。埃(ほこり)の溜まりやすさは、この両者を使用した場合の静電気の発生の違いが大きなポイントになるのです!

新建材と自然素材。静電気の発生の違いって?

埃(ほこり)は、軽く、繊維質のため静電気が大好き!
静電気が発生するとくっついてしまいます。

木や紙そのものは静電気が発生しにくい性質ですが、
新建材は、樹脂やフィルム、ビニールなどで表面が加工されているため、
静電気が起こりやすくなり、埃(ほこり)がくっついてしまうのです。

掃除機をかけても、動作や掃除機からの排気により埃(ほこり)が舞い上がり、舞い上がった埃(ほこり)は静電気により、フローリングや壁・天井に吸着される。落ち着いた数日後に 吸着していた埃(ほこり)が落ちてくる。
これが、あの「掃除をしたばかりなのに、もう埃(ほこり)が溜まっている!?」のからくりなのです。
お部屋すべてを新建材で仕上げると、静電気が発生しやすい環境で囲うことになるので、埃(ほこり)が溜まりやすい環境になってしまっている可能性がある、ということですね。
対して、自然素材はどうでしょう。
塗り壁や紙クロスは静電気が発生しにくいため、埃(ほこり)は壁や天井に吸着せず、重力に従って床に落ちます。無垢フローリング(オイル塗装も含む)も静電気が発生しにくい為、吸着はしません。
加えて木が持つ調湿性により、床がわずかに湿気を帯びているため、落ちた埃(ほこり)はその湿気により重くなり、舞わずに掃除がしやすくなるのです。一網打尽です!これが、自然素材のお家に埃(ほこり)が溜まりにくい理由。

そもそも埃(ほこり)って何?

埃(ほこり)は、衣類などから抜け落ちる繊維が主で、そこにティッシュなどの紙カス、人の皮膚のかけらやフケ、ペットの毛、ダニなどの死骸など様々なものが混ざったものです。
カビの菌やウィルスが混ざっていることもあります。
ハウスダストが原因でアレルギー症状や喘息を起こすなど、よく聞きますよね。
埃(ほこり)を少なくすることは、住む人の健康にも繋がるということです!

埃(ほこり)を舞わないようにしたい!

さて、そんな埃(ほこり)。舞うか舞わないかで大きな差があることが分かりましたね。
そして、埃(ほこり)は静電気が大好き!ということも分かりました!
できるだけ舞わないようにして、お掃除で取り除きたいのであれば、この静電気を取り除いてあげれば良い訳です!!
これからお家を建てようとお考えの方は、そういったことを考慮して自然素材のお家を選ぶのも大変良いと思いますし、現在お住まいのお家で埃(ほこり)が気になる方は、ホームセンターなどで売っている静電気除去アイテムなどを使用するのも効果的です。

まとめ

とはいえ、家の中には埃(ほこり)を寄せ付けやすい電化製品が多くあり、人の動きや風通し、家具の配置なども大きく関係するので、埃(ほこり)を無くすことはできません。
しかし、自然素材を仕上げに取り入れることで、埃(ほこり)が溜まりにくい環境を作ることは可能なのです。
化学物質が含まれておらず、調質性に優れ、経年変化を楽しめる、体に優しい自然素材。
長い人生を共に過ごす住まいをせっかく造るのだから、自然素材はおすすめです!

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