「断熱材の選び方と種類」

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こんにちは、福島県中通りを中心に

持続可能な住まいづくりを行なっている建築会社

SIMOKUしもく)です。

 

もともと四季がはっきりとしている東北でも近年、夏は湿度が高く熱帯化、

冬は大雪になったり氷点下の日が続き、夏と冬の環境の差が大きい地域だからこそ、

断熱材の選定が住まいづくりにおいて重要な要素となってきます。

断熱材とは、文字通り熱を遮断する材料で、住宅の外部からの暑さや寒さを室内に入り込ませず、

逆に室内の暖かさを屋外へ逃がさない役割を果たします。

これにより、エネルギー効率の向上と快適な室内環境の維持が可能となります。

 

断熱材には多くの種類が存在し、それぞれ特徴が異なるので一部をご紹介します。

 

・天然のウールでできた羊毛断熱材(SIMOKUの家で標準として使用)

調湿効果があり、吸音性耐水性共に優れるのが特徴です。

有害物質を発さない為からだに優しく、臭いや有害物質を吸着・除去してくれるという嬉しい効果もあります。

天然のウールを使用していて、生産量が限られているので、

一般的な断熱材より価格が若干高めです。

 

・ガラス繊維でできたグラスウール

コストパフォーマンスが高い断熱材で

燃えにくく経年劣化があまりない事が特徴です。

 

・発砲ウレタンの断熱材(パネルタイプ・発砲吹付タイプ)

熱伝導率が低い為、薄くても高い断熱性を発揮します。

石油系の断熱材のため耐火性は弱く、シロアリの侵入にも弱いデメリットもあります。

 

・原材料の約80%が新聞紙のセルロースファイバー断熱材

リサイクル素材で、環境に優しい断熱材です。吸湿性防火性に優れ、害虫予防も出来るのが特徴です。

十分な断熱性を確保する為に量が必要になる為、他の断熱材に比べて価格が高めです。

 

・木材チップを原料であるインシュレーションボード

木材の自然な呼吸機能を活かし、調湿性に優れ、防音性が高く、耐久性もいいです。

加工・施工が容易という特徴もあります。

セルロースファイバーの様にホウ酸が混ぜ合わされていない為、

シロアリなどの害虫に弱いという一面があります。

SIMOKUの家では、断熱性能だけでなく調湿性、(壁の中の環境・・カビや結露、腐朽)、

地球環境への負荷を少なく、安全安心を考慮して、現在は羊毛サーモウールを採用しています。

これから益々省エネ住宅を求められ、断熱性能を高めていく傾向にあります。

現在、SIMOKUでも性能向上について、設計・工事と日々検討を進めています。

 

過去記事もあわせてご覧ください!

サーモウールについて:https://simoku.jp/blog/4456/

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