【スタッフ体験談】薪ストーブを20年使用してみて。
- 家づくりコラム
今回はキャンプやアウトドア好きなら一度は憧れる、薪ストーブライフについてリアルなお話しをできればと思います。
なぜ、薪ストーブを導入したか?
私は、マイホームで薪ストーブを使って20年になります。
家を建てる前は、鉄筋コンクリートの県営住宅1階に住んでいました。
建物は東向きで朝日しか日が入らず日当たりが悪く、1階だったため湿気・カビ・結露がすごくて寒い、年中アレルギー性鼻炎で耳鼻科通い、子供は喘息がひどく決していい生活環境ではなかったのです。
そんな環境で石油ストーブに石油ファンヒーターを使っていました。
石油のポリタンクを玄関内においてあり、あの匂いも部屋に充満したり、
室内の床は靴下、スリッパをはいても足が冷たく、妻はモコモコのスリッパをはいて使い捨てカイロを何枚も足に貼って家事を行っていました。
その辛さを何とかしたい、石油を使いたくないとの思いからと環境にやさしいものは何かと考え、薪ストーブを導入することにしました。
新居に引っ越したのが、年の暮れ、大雪の日でした。
薪は早めに手配していたため、引っ越した日から薪ストーブの快適な暖かさを手に入れました。
薪ストーブを使ってよかったことは、他の暖房機では味わえない暖かさが得られた事。
エアコンやファンヒーターと違い、遠赤外線の効果で体の芯から暖かいです。
冬でも、私は靴下をはかずにいますし、寝るときも掛布団とタオルケットで十分です。
そして火を見てると心から癒されます。
エネルギーを分散したかった
薪ストーブをオール電化の全盛期に何か災害があった時にエネルギーを1つに絞るのはどうかと疑問がありました。
それは正解でした。東日本大震災の時に電気、ガスが止まってもストーブで暖がとれ
お湯を沸かすことができ、マンションに住んでいた義理の両親と兄弟が避難してきて薪ストーブを囲んで過ごしました。
こどもに火の扱いを教えられた
危ないからと火から遠ざけるのではなく、火のつけ方(マッチやライターの扱い)を
見守りながら教えるのも、子育てのひとつかなと思いました。
こどもが中学生になってからは、学校から帰ってきたら薪ストーブに火を入れる担当にしました(笑)
導入前に知ってて欲しい注意点
逆に大変な点、注意点についてですが、ズバリ、薪の運搬です。
薪は薪屋さんから購入しています。たまに果樹園などでもらった木も使用しいます。
配達してもらうと薪棚まで運んでくれるので、そのあたりは楽です。
薪ストーブを使うとき、薪を外から持ってきてすぐにストーブに入れるのではなく、あらかじめストーブのそばに薪をストックする必要があります。キンキンに冷え切った薪をストーブに入れるのではなく、常温にしてから使います。キンキンに冷え切った薪を入れると、火が付きにくいしストーブの温度が急激に下がり暖かくなりにくいです。
そのため、我が家では外の薪だな(1シーズン分)→玄関ポーチの棚(1週間分)→ストーブの脇(1日分)と3段階で薪を運搬します。
これが結構大変なんですが、あの暖かさを知ってしまうとしょうがないですね。
たまに室内の薪が無くなり、猛吹雪のなか外に取りに行くのが・・・
毎日の天気予報のチェックが欠かせません。天気予報を見ながら薪のストックが無くならないように注意しています。
室内に置いてある薪から虫が・・・!
妻は虫が苦手です。薪ストーブはやめられないが薪に虫がついてくるのがムリのようです。薪の皮と木の間に冬眠している虫が、急に暖かい室内で目を覚ましウロウロ! 妻は「キャー!」それで私が取り押さえ外へ。
主な虫は、クモ・カメムシが多いです。以前トンボもいました。部屋の中で5匹くらい飛び回っていたことがありました。(笑)
ネットで虫対策を検索したことがありますが、皮を剥くといいらしいですが手間がかかるので我が家では現実的ではないので対策は何も取っていません。
注意点は、薪ストーブに慣れてくると薪をストーブに入れるとき革の手袋をして薪をいれるのですが、ついつい面倒で素手で入れてしまいます。その時、ストーブに触ってしまうと火傷してしまいます。今シーズンもやってしまいました。
なんでもそうですが、手抜き・面倒くさいは良くないですね。
ぜひ、革の手袋をして薪は入れてください。
メンテナンスや維持費について
メンテナンスは我が家では、10日に1回くらいでストーブの灰をバケツに取ります。
2~3日放置して燃えるゴミに出すか、畑にまきます。
本体のメンテ・煙突掃除は2年に1回シーズンオフにストーブやさんにお願いしています。だいたい費用は3.3万(税込み)くらいかと思います。煙突掃除と消耗品交換、錆びたところ再塗装などです。
薪ストーブを導入するときは手間の大変さもありますが、生活を楽しみたい方にお勧めですね。義務を感じて使うようになりそうでしたらおススメはしません。
楽しい薪ストーブライフをご検討してみてください。
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